| - 車が入ってこない中庭付の集合住宅がよいというのは、遊び場に不自由しなかった中高年者として理解できますが、実現性はどうでしょうか。 |
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| 仙田 満 氏 |
都市再生機構の幕張ベイタウンに、中庭型の集合住宅が造られています。しかし、ほかには普及していません。利益率が低いので、デベロッパー(宅地開発業者)がついてこないのです。
子どもの成育に適した低層高密の中庭型集合住宅という方向に、日本の住宅政策を変える必要があります。中庭は、公園として利用できるのですから、公的な資金を入れることは可能だと思います。
そもそも、子育て、子育ちという観点から住宅開発の評価がなされていない、評価基準になっていないのがおかしいのです。住宅だけでなく、道路のつくり方にも、子どもの安全や遊び、成長といった観点が取り入れられるべきです。
日本の集合住宅団地では、駐車場はほとんどが地上につくられていますが、先進国では地下がほとんどです。確かに、建設費は高くなります。1台当たり500万円から1000万円かかるでしょう。しかし、駐車場は、車1台あたり30平方メートルもの土地を使っているのです。その面積分の公園を新たにつくることに比べたら安いはずです。
補助金などの公的資金を入れても、駐車場は地下に移し、地上面は子どもたちの遊びやスポーツ、自然の場に変えなければなりません。
都市開発には、子どもたちがもっと緑地とふれあうべきだ、という観点が大切です。例えば横浜の場合、緑被率は都心部で10%前後、周辺部で30%くらいです。これを50%くらいにすべきです。
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