日本は派遣労働者が首を切られて、といった暗い話題が若者の世界では多いのですが、海外から見たらこれでも輝いている国なんですね。またSSC(超伝導超コライダー)建設中止事件後に米国で吹き荒れた科学政策の激変は、英国はすでにサッチャーの時代に洗礼を受けていましたが、日本に及び、少し遅れてドイツやフランスにも及びました。今年も「ブタペスト宣言10周年」というのが言われていましたが、多くの研究者は理解してないので世界の学界が集まって「Science for ScienceからScience for Societyへ」という宣言をし、この激変を肯定的に受容しているんですね。そして日本のように重点分野にはどんどん予算が増えました。ノーベル賞受賞者をこれだけ出して、科学技術は日本の政治的外交的イメージを高めることに大いに貢献しています。アジアの国々などから見たらうらやましい限りですよ。なのに被害者のような不平不満が立ち込めているのです。