米科学誌「サイエンス」は、今年の「科学進歩ベスト10」のトップに人工多能性幹(iPS)細胞研究に基づく細胞の再プログラミング化を選び、最新号(19日発行)に掲載した。
iPS細胞は山中伸弥・京都大学教授が切り開いた分野で、この成果は既に昨年もサイエンス誌「科学進歩ベスト10」の一つに選ばれている。内外の多くの研究者たちがこの分野に参入しており、ことしも多くの研究成果報告が相次いだ。サイエンス誌が今年の第一位として選んだのは、疾患に罹患した患者の細胞を再プログラミングすることにより細胞株をオーダーメイドで作製するという研究成果。筋萎縮性側索硬化症や1型糖尿病など難病患者の細胞からiPS細胞を作製する技術は、研究が困難であったこれら疾患の機序を解明し、将来的には治療につながる、と同誌は高く評価している。
細野秀雄・東京工業大学教授らによる新たな高温超電導物質も「銅酸化物ではなく鉄化合物から成る第2の高温超伝導体の発見」としてベスト10に入っている。
2008年12月10日ニュース【米社とiPS細胞応用研究で協力合意】
2008年11月20日レビュー【スーパー特区にiPS細胞医療応用プロジェクトなど】
2008年11月19日ニュース【幹細胞研究で日米研究助成機関が協力覚書締結】
2008年10月10日ニュース【山中教授らウイルス用いずiPS細胞樹立】
2008年 9月12日ニュース【山中教授のiPS細胞製造法に特許成立】
2008年 9月 9日ニュース【元素戦略プロジェクト新たに5課題】
2008年 9月 4日ニュース【鉄系新超電導物質で薄膜作成に成功】
2008年 5月13日ニュース【幹細胞研究に弾みiPS細胞国際会議】
2008年 3月19日ニュース【ヒトES細胞研究の規制緩和求め学会声明】
2008年 3月 3日ニュース【iPS細胞研究推進に京都大学など4拠点】
2008年 4月18日ハイライト・北澤宏一・科学技術振興機構理事長【世界を引っぱる日本の研究者】
2008年 2月19日ニュース【鉄を含む新たな超電導物質発見】
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