【 医用工学 『ミクロの決死圏』実現 】
掲載日:2010年10月8日
今やSF映画の古典となった『ミクロの決死圏』が公開されたのは1966年。当時、医師が乗る探査機を微小化し、血管の中を脳まで旅して手術するというようなことは純然たる“お話”だった。その後、技術が進歩し、2000年には患者がのみ込んで使うカプセルカメラの臨床応用が始まった。いわば“のむ胃カメラ”だ。そして現在、カメラのほかに推進機構や無線誘導システムなどを備えた、文字通り体内を探検するミニロボットの試作機が登場した。従来のカプセルカメラは食べものと同様、胃腸の動きで運ばれるが、ミニロボットは腸の動きが停止して腸管が閉じているような場所も自分の力で進む。ブタなどを使った動物実験が進んでいる。